6月2日放送
取り壊された追悼碑 ~記憶・反省・友好の思いはどこへ…~

今年のはじめ、群馬県の県立公園に建つ、ある追悼碑が取り壊された。戦時中、日本に連れてこられた朝鮮人労働者の苦難の歴史を刻んだ碑だった。

かつては全会一致で設置を許可した群馬県が20年経って、碑の存在自体が「著しく公益に反する」として行政代執行による撤去を決めたのだ。その判断には、日本の加害の歴史を修正しようとする全国的な抗議運動が影響したとみられている。

追悼碑はなぜ建てられ、そして取り壊されたのか。

静かにたたずんできた一つの碑の経緯から、この20年で何が変わったのかが見えてきた。

製作:TBSテレビ
ディレクター:三宅美歌